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いろいろ

【DQR】デボラトルネコ【サラボナ杯・グランプリ】

 

はじめに

ittknと申します。

2020年5月度ランクマッチ、第1回サラボナ杯で使用した「デボラトルネコ(商人)」のデッキリストと簡単に立ち回りについて書いていきたいと思います。

このデッキを使用して、自身で設定していた目標をである3000ptに到達(記事公開時点ではグランプリルールの31位)最終順位36位:3005pt)することができました。相談に乗ってくれたり、応援してくれたりした友人には本当に感謝しかありません。

この結果を受け、自分向けの思考の整理とモチベーションの維持を目的に、あわよくば情報共有として役立ててもらえれば、と思い記事を執筆するに至りました。

また、来月後半だけの期間限定ではありますが、全カード使用可能になるキャンペーンが実施されます。その関係で、新規参入or復帰しやすいタイミングになるかと思いますので、主にフォロワー各位に興味を持っていただければな、というのもあります。

 

前置きが長くなってしまいましたが、リストだけでも目を通していってもらえれば幸いです。

 

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デッキのじゅもん: くらくちそえよろ

 

デッキコンセプト

英雄「天空の花嫁デボラ」 を軸にした商人のデッキで、主に以下の4つの強みがあります。

  1. 「ぷちメタル」「ケダモン」などによる盤面の奪取
  2. 「ルドマン」「天空の花嫁デボラ」によるリソースを確保しながらの大量展開
  3. 「ブラバニクイーン」「プチファイター」などの“速攻“ユニットと“道具“カードを始めとする特技カードを組み合わせたバースト性能
  4. 「レッドプレデター」「魔神機キラーマジンガ」などの単体でゲームを決めるパワーを持つユニットの存在

また、現環境で後攻の動きを支える「ブラッドレディ」や「ラプソーン」などの強力な共通ユニットを比較的採用しやすいこともこのデッキタイプの特徴です。

現環境の中でもかなりパワーのあるデッキタイプであると認識しています。

 

マリガンパターン

全てのパターンで「天空の花嫁デボラ」を返すことは基本的にありません。

 

先攻(対魔剣士以外):“BET“持ちユニットの確保を最優先に

4ターン目に「マデサゴーラ」をプレイできる確率を少しでも上げることを意識します。

 

先攻(対魔剣士):1コストのユニット、“BET“持ちのユニットをキープ

後攻1ターン目の「ピサロナイト」を牽制します。

 

後攻:「ベホイミスライム」「ケダモン」「スタミナのたね」「ブラッドレディ」をキープ

「スタミナのたね」は基本単キープです。「ぷちメタル」を「ベホイミスライム」とセットで残したり、他に2コストのユニットがいない場合「変貌のくものきょじん」を残したり、「くらやみハーピー」は「スタミナのたね」とセットでキープしたりすることがあります。「ラプソーン」「怪獣プスゴン」も2ターン目の動きが確保できていれば残す場合もあります。

 

先後別立ち回り

先攻

とにかく4ターン目の「マデサゴーラ」を意識します。6,7ターン目に「ルドマン」を、8ターン目に「レッドプレデター」「魔神機キラーマジンガ」を展開することを目指します。

「マデサゴーラ」を引けなかった場合は、「ぷちメタル」で盤面を取りつつ6,7ターン目の動きに繋げます。「小魚への施し」を使うパターンが増えるので、どうしても安定性は落ちてしまいます。

 

後攻

「ケダモン」「ベホイミスライム」を“道具“カードや「スタミナのたね」で育てていくプランを取ります。1ターン目テンションから、2ターン目にオールインみたいなこともまれにありました。

4,5ターン目までは上記のカードや「くらやみハーピー」を駆使して徹底的に盤面を抑えることを意識します。そのため「天空の花嫁デボラ」は本当にやることがなくなった時や、「ブラバニクイーン」に“速攻“をつけたい直前のターンにしかプレイできないことが多いです(だいたい4~6ターン目にプレイする)。

「超ちからのたね」による意識の外からの“貫通“は積極的に狙っていくことも覚えておきたいポイントです。

 

対デボラカミュでは、後攻4ターン目までは「ダークペルシャ」を徹底的にケアしながら2体の中型ユニットor大型1+小型1のユニットを育てるよう意識します。5ターン目は「強欲なミミック」+「ベホイミスライム」などの動きでも基本的に無視して横展開し、相手のHPを詰めていきます。こうすることによって相手に「ダークペルシャ」を使わせて、盤面が薄くなることが期待でき「ブラバニクイーン」で詰め切るパターンにも持っていきやすくなります。

 

その他所感 

戦績をしっかり取ってないので体感になってしまうのは申し訳ないのですが、月半ばはディスカードカミュ、次いで魔王ピサロが多く、月末に近づくにつれカミュはほとんどデボラに移行し、ピサロは据え置き、奇跡テリーが増えてきた印象を受けました。

割といろんなリーダーが活躍できる環境ではあるものの、最終的な使用率に関しては、拡張カードの性能差が大きく影響したように感じます。

あと先攻エマはやってて一番きつかったです…

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

カードの個別解説

長くなりすぎてしまい、すぐにうまくまとめられる気もしなかったので付録的に記載します…

 

採用したカード

下の書式に従って、上記デッキリスト画像の順で説明していきます。長くなってしまうため、自分の独断と偏見でリストに個人差が出そうなもの、特徴的だと思うもののみカード名を赤字で記述します。また、記事のデータサイズの都合上、各カードの画像については割愛させていただきます。

【書式】

「カード名」(枚数)

採用理由、主な使い方や小技など

 

「商人の交換所」(2)

デッキのサイクルを進めながら「超ちからのたね」によるバーストダメージを獲得することを一番の目的として採用しています。とは言ったものの、その他の選択肢も十分強力であるため、このカードの存在がデッキ単位での対応の幅をグンと広げてくれます。

「ブレッドハンド」の強みとしては、「大きなパン」を確保しておくことで、7ターン目に8コストの強力なユニットをプレイすることができるというものが挙げられます。また、単純に3×3点の打点の増強としても十分優秀です。

バシルーラの杖」は他の2つと比べて使用頻度は少し落ちるものの、2コストで相手の動きを1ターン先送りにすることができるのは素直に強力です。また、強力な“におうだち“ユニットを無視して相手のHPを詰め切る使い方もできます。

メインプランとして挙げた「超ちからのたね」に関しても、バーストダメージの確保以外にも柔軟に活用でき、例えば後攻で「天空の花嫁デボラ」のレベルが進んでいない状況でも相手の意識の外から“貫通“を突きつけることで、ブロックを駆使した相手のゲームプランを崩すことも可能です。

 

「とげぼうず」(2)

3ターン目の二面展開、対魔剣士における後攻1ターン目の「ピサロナイト」の牽制のために使います。特に先攻時において、このユニットを3ターン目に2コストのユニットと合わせてプレイできるかどうかが4ターン目の「マデサゴーラ」の生存率に大きく影響します。

 

「プチファイター」(2)

1コストの強力な“速攻”ユニットで、バフが得意な商人ととても相性が良いカードです。後攻時に腐りがちではあるものの「ルドマン」のバリューやライフプッシュ性能まで考えると、個人的には2枚採用したいカードであると思います。

終盤で重宝するカードではあるのですが、序盤に持っている場合は先述の「とげぼうず」と同様に運用します(二面展開、牽制)。“速攻”がついていないからと出し惜しみするのは避けたほうがいい場合が多いです。

 

「ケダモン」(2)

言わずと知れた商人の強力なユニットです。このユニットをうまく運用して盤面を形成することを意識します。攻撃力が低い関係上、上から踏まれてしまいがちなので時にはライフプッシュも兼ねて「ちからのたね」を意識的に振ることもあるというのは覚えておいて損はないかと。

 

「スタミナのたね」(2)

「ぷちメタル」「ケダモン」と非常に相性が良く、取り返した盤面をより強固なものとするために使います。後攻の試合を拾うために特に重要な役割を担うカードでもあり、このカードで盤面のユニットを育てることができるか否かが勝敗に大きく寄与します。また、盗賊の「スノーベビー」「カイロスハント」にもある程度耐性持たせることができます。

 

「ぷちメタル」(2)

“メタルボディ”を駆使して盤面を奪取、形成するこのカードの軸となるカードです。“BET”という条件付きではありますが、だいたい2コストの「はぐれメタル」なので弱いわけがありません。「魔軍司令ホメロス」の効果にも耐性があり、対魔剣士ではこのユニットを後列に配置することもしばしばありました。

また、相手の「ラプソーン」をこのユニットに閉じ込めることで再展開を遅らせやすいというのも頭の片隅に置いておくと良い小技かなと思います。

 

「変貌のくものきょじん」(1)

商人というリーダーの性質上、相手の「ラプソーン」に苦しめられることが多かったため、その対抗策として採用しました。他にも“毒“状態の解除や削れたユニットの再利用、盗賊の「ツボ」の無力化、「ブラバニクイーン」との組み合わせなど用途は多岐に渡ります。

 

「くらやみハーピー」(2)

「地獄の帝王エスターク」「魔軍司令ホメロス」「シーゴーレム」「立ち塞がるドラゴン」など攻撃力とHPの差が大きい厄介なユニットが多く存在していたので、その対抗策として採用しました。

また、商人との相性が非常に良く、「ブラバニクイーン」「ちからのたね」と組み合わせて有利トレードに使ったり、2個目3個目の「スタミナのたね」として使ったりと、用途は多岐に渡ります。10ターン目に「レッドプレデター」と組み合わせて使うパターンも意識しておきたいです。

 

ベホイミスライム」(2)

上方修正されて以来「コイン」を活用するデッキには欠かせない存在であり、このデッキにも当然入ってきます。3ターン目にプレイして「コイン」を抱えておいて次の「マデサゴーラ」に繋げたり、「ぷちメタル」と同時にプレイしてすぐに盤面に干渉したり、といったように非常に使い勝手の良いカードとなっています。

基本的に召喚時“GET”を有効活用するためのカードにはなるのですが、使用頻度は少ないものの、HP回復が有効に働く場合もあります。

 

天空の花嫁デボラ」(1)

今回の主軸となる英雄カードです。レベル1「この手に切り札を」のサーチ能力、レベル2「アゲていくわよ」およびレベル3「小魚への施し」によるリソースの確保と序盤から終盤まで満遍なく高いバリューを発揮します。「小魚への施し」のランダム要素だけが不安要素となります。

 

「ルドマン」(1)

「コイン」を手札のリソースを減らさずに“道具カード”に変換するだけでなく、『味方の“BET“を4回発動する』という条件を満たせばユニットの展開までできてしまう、爆発力を秘めたカードです。特に手札をできるだけ確保したい「魔神機キラーマジンガ」との相性が非常に良いです。うまく嵌れば6,7ターン目にゲームを決めることもできます。とは言っても「スペシャルコイン」「小魚への施し」と組み合わせることができないとなかなか条件を満たすことができないので、レベル2でしばらく我慢するか、次のターンまで生存していることを見越して早めにプレイするかを的確に判断して運用する必要があります。

また、演出の都合やそもそもランダム要素が多く複雑であることから、時間切れを起こしてしまいやすい点は注意。

 

「怪獣プスゴン」(1)

相手の横展開を阻害する性能や優秀なスタッツを評価しての採用となります。

小技としては、「イチゴ爆弾」を攻撃することで無傷で的ユニットを処理したり、“貫通“と絡めてダメージを伸ばしたりすることができます。

 

「ブラッドレディ」(1)

来月一時的に禁止されてしまった後攻のパワーカード。「ぷちメタル」「ケダモン」ではトレードし辛い攻撃力4以上のユニットに対して、盤面を抑えていく役割を果たします。上記の2体で十分な場合も多いこと、先攻時の弱さなどを加味して今回は1枚採用としています。

魔剣士に強く出たい場合など、2枚に増やすなら他の3コストのユニット、または「くらやみハーピー」などと入れ替えになるかと。

 

ラプソーン」(1)

相手の横展開や、「ピサロのてさき」など場持ちの良いユニットに対する牽制として機能します。うまく使えば、このカード1枚で数的有利を確保し続けることができます。

また、相手の動きを歪ませることを期待して、このユニットを残し続けるか不利なトレードをするかの二択を迫ることもできます。

 

「ブラバニクイーン」(2)

言わずと知れた商人の強力なユニットその2。トレード性能、ライフプッシュの両面で高い性能を誇ります。

 

「マデサゴーラ」(1)

先攻4,5ターン目にこのカードをプレイできるか否かでそれ以降の動きに大きく差が出る強力なカード。サーチ能力と「スペシャルコイン」によって次のターン以降の動きを確保できるのが大きな強みです。「ルドマン」の爆発力を発揮するために重要なカードとなります。

 

「ハンフリー」(1)

魔王系のユニットや「ゴールデンタイタス」「立ち塞がるドラゴン」などの大型ユニットに対して1枚で盤面を返すことができるカードとして採用。低コスト“速攻“ユニットと組み合わせて処理まで可能になります。

「地獄の帝王エスターク」に少しダメージを与えてから力を吸い取ることで、完全に無力化できるという小技も覚えておきたいです。

 

「レッドプレデター」(2)

相手の大型ユニットを処理しながら強力な“におうだち“ユニットを立てることができ、さらに残ればそのまま勝利に繋がる優秀なフィニッシャーとして採用しました。もともとHP7なので「心眼一閃」1枚では処理されないという強みがあるのですが、10ターン目に「くらやみハーピー」と組み合わせることでさらに強固にすることも可能です。

 

「魔神機キラーマジンガ」(1)

二面展開、打点のばら撒き、残れば“二回攻撃”によるフィニッシャー性能と1体で多くの役割を果たす、今弾の拡張で追加された超強力なカードです。

「ルドマン」や「小魚への施し」をうまく使って6,7ターン目に手札を6枚に保つのがポイントです。

 

「ゴールデンタイタス」(1)

あまりコスト下がらないので見劣りはしますが、「ルドマン」が使えない時に弱くなりがちな6,7ターン目の動きとして使えるため、1枚採用しました。できれば「小魚への施し」とセットで使いたいですが、欲張らないほうが良いことが多い印象です。「きせきのつるぎ」を強化して戦う戦士のデッキ、いわゆる奇跡テリーにはこのカードのおかげで拾えたことも多く、入れた意味はあったかなと思います。

余談ですが、コストを1上げると「ヘルクラッシャー」か「ブオーン」になります。

 

回しているうちに抜けた枠

「黄金兵」

「ルドマン」と組み合わせた動きは強いのですが、それ以外では「ダークペルシャ」を警戒するということもあり、有効に使える場面が少なく感じたのでデッキから抜けました。

 

「福招きのそろばん」

細かい打点が出せたり、デッキのサイクルを回したりと、採用したい要素が多いカードではあるのですが、「この手に切り札を」で持ってきてしまうのがどうしても弱く感じてしまい、デッキから抜けました。

 

結局試せてない枠

「つちわらし」

「だいおうイカ

「かっちゅうアリ」

「マグマロン」